女性を何だと思ってる! 蔓延するありえない“当たり前の日常”について 

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一日何回お茶汲みさせる!?

 

もう十数年前になりますが、新卒で製造業の中小企業に勤めた会社では、グローバル企業を目指すと声高に謳っていながら、セクハラに当たるのではないか?と思う様な出来事が蔓延しておりました。

 

 

 

例えば、お茶出しです。

 

 

 

新卒の女性社員は、毎日1時間早く出社し、フロア40人分のお茶を、用意しなければなりませんでした。

 

 

 

就業開始時刻は8時半で、同時に細分された役職の上位から順に、ご挨拶と同時にお茶を置きます。

 

 

 

いつ仕事をすれば良いの??

 

また、10時にはコーヒーを入れなければならず、すぐに全員のマイカップを、回収し洗浄した後、コーヒーをドリップします。

 

 

 

この時、各社員の好みに合わせたコーヒーを入れる事も要求されていて、ブラック、砂糖のみ、クリープのみ、両方、お湯足し、紅茶や緑茶しか飲まない人など…大変な手間がかかるのですが、これは15時にももう一度行います。

 

 

 

ですので、昼食時間もカップの洗浄や、昼食を取る時に、お茶を飲む社員の為の、お茶出しが別途あり、とてもゆっくり食事なんて、ありえませんでした。

 

 

 

また、電話も新卒の女性社員が、一人で応対する為、定時になり、ようやく落ち着いて、自分の仕事ができるといった状態です。

 

 

 

飲み会の‘‘接待” 私たちは、ホステスじゃない!

 

理不尽な要求は他にも多く、強制参加の飲み会では、上役の隣に座らされ、お酌や料理の取り分けのみならず、身体を触られたり、上役は男性のみなので、女が“接待”をする事が、当然とされていましたし、女性の容姿や年齢に関する事を、嘲笑の話題にするなど、女性を軽視した暴言などは、日常的なものでした。

 

 

 

給与の待遇面においてすら、全く公平ではありません。

 

 

 

社内の売上目標を、達成した際の特別ボーナスは、職種に限らず、男性のみの支給でした。

 

 

 

声を上げた女性社員は‘‘離職”に追い込まれる!?

 

こういった問題に、声をあげた女性社員は、結果的に離職に追い込まれている現状もあり、同期のいない私は、声をあげる事ができませんでしたが、入社して三年経った後、何人かの女性社員が、お茶出しに抗議をするか、あるいはやらないといった行動を取った為、社内にコーヒーサーバーを設置し、飲みたい人は自分で注ぐ、といった社内ルールに変わりました。

 

 

 

あれから時代は流れ、大手企業はコンプライアンスに基づき、とうにそういった問題は解消されている様に思いますし、これはおかしいのではないか?という事を都度主張できる女性は、増えてきた様に思うのですが、声を上げられない環境というのは、まだ多く存在していると思います。

 

 

 

大手企業のみならず、中小零細であっても、セクハラの問題に関心を高め注力し、女性も安心して活躍できる社会であって欲しいと思います。

 

 

 

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