子供が産めない私に、院長のお父上は…
とある医療機関に勤めていたのですが、そのときに、院長のお父上からセクハラ発言をされました。
私は子宮の手術を受けて、子どもが授かれない状態で、それを職場に報告していたのですが、その事実を知った院長のお父上に、「子どもができないんなら、女じゃないじゃん」と言われました。
そのときは、「あはははは」と、冗談ぽく笑ってやり過ごしたのですが、家に帰ってから涙が止まらず、何分も1人で泣いていました。
別に、特段子どもが欲しいと思っていたわけではないのですが、「そのようなことを、遠慮無く言ってもよい」と思われている存在だということが悔しかったです。
無視するのが1番!
周囲の同僚なども、「ああ、言っちゃった」という雰囲気で、私を気の毒そうに見ていてくれたのですが、セクハラした人が偉い立場の人だったので、表だって私を慰めてくれる人は誰もいませんでした。
平気でそのようなセクハラ発言をする人は、少なからず女性を下に見ている人が多いと思います。
そのような場合、無視するのが1番の対処法です。
もちろん、無視できないほど傷ついてしまい、勝手に涙があふれてしまうということもあるかと思います。
とにかく無視する!!
大切なのは「セクハラされたその場では、セクハラ発言を無視する」ということです。
言われた直後はなんとかやり過ごし、その後更衣室、車、家などで思いっきり泣くのがいいと思います。
なぜ1人で泣いたほうがいいのかと言うと、セクハラされた直後に泣いたりしてしまうと、あろうことかセクハラした張本人に、「こいつはすぐ泣く弱い女だ」と認識されてしまうからです。
非常に理不尽ですが、そういう思考回路になる人は多いと思います。
そうなると、ますます「この女は心が弱いから鍛えてやろう」とか、「世間の厳しさを教えてやろう」という気持ちを、助長してしまうのではないでしょうか。
ひたすら無視!!!
しかも、なお悪いことに、人は責められると、誰でも居心地が悪くなるものです。
セクハラされたその場で、泣いたり相手を責めるのは、一見簡単に相手を反省させられそうですが、逆効果です。
一時期は、相手も多少反省するかもしれませんが、時間が経つとやはり、「あんなことで泣くなんて弱い女だ」という、相手を責める気持ちが芽生えてくると思います。
その気持ちが、次のセクハラや攻撃につながったり、最悪の場合だと、仕事上の立場などに影響してしまいます。
本当に理不尽ですが、セクハラしてきた人を直接責めるのは、悪循環しか生まないと思います。
その場では、ただ無視していれば、たいていは、セクハラの回数も減っていきます。
これは私の体験談です。
相手がいない場所で思いっきり
笑ってやり過ごしてもいいのですが、「セクハラされても平気な人」と思われる可能性もあるので、なるべく無表情でやり過ごすのがいいと思います。
そして、セクハラしてきた本人がいない場所で、思いっきり泣いたり、罵倒してください。
それでも気が落ち着かないときは、誰か信頼できる人に相談してください。
職場の人でもかまいませんが、立場によっては、あなたの味方ができないこともあるかと思います。
できることなら家族や恋人、しかるべき機関に連絡するのがベストだと思います。