顔を見たら毎日「子どもは?」
結婚十年になる30代の主婦です。
最近になり、健康診断で不妊の原因が見つかり、不妊治療のすえに現在妊娠中ですが、結婚してすぐ~五年ほどは、親戚や職場、友人たちからの「子どもは?」の、顔を見たらされる毎回の質問に、悩まされてきました。
特に年配の方にとってこの手の質問は、天気を聞く挨拶のようなもので、あまり深い考えはないとはわかっています。
しかし、「ちゃんと夫婦生活してるの?」「旦那さん相手にしてくれてる?」などまで突っ込んで言われると、相手が実の両親であっても、さすがに「セクハラでは…」という不愉快な気持ちがしてきます。
子どもに関することは、とてもデリケートなことで、子どもを望んでいるかどうかも、根本的には夫婦の問題ですし、望んでも頑張っても、なかなか授からないところもあります。
さらにエスカレート「病院にはみてもらった?」
「まだなんです」というと、「縁のものだから焦らずにね」と、たいていの人は言ってくれるものの、次に会うと、また必ず「子どもはできた?」の質問が待っています。
焦っているのは質問してくる側では…?という思いがしつつ、三十代にさしかかり夫婦としても頑張っている、ということを正直に伝えると、「病院にはみてもらった?」というさらなる突っ込んだ質問が来たりします。
病院で不妊治療を受けた方からの心配や助言なら、素直に「病院に行った方がいいのかな」と受け止められますが、やはりそうした経験もない自然に授かった人から病院をすすめられたりすると、私たち夫婦の性生活や、性機能に突っ込んだ心配をされているようで、セクハラに受け止めてしまいます。
ですので、こうした「子どもはまだ?」にはじまる、突っ込んだ質問への対処法を考え、実践していました。
「無神経な質問」への対処法
こうしたことを頻繁に聞いてくる人は「もしかしたら、この人は夫婦の仲がうまくいっていないのではないか」という、心配というより好奇心が強い方に思うので、軽い気持ちで好奇心を満たそうとしている人には、それ以上聞きたくなくなるような、少し重たい雰囲気で答えるようにしています。
「実はちょっと今、実家のほうが大変で…」など、子づくりと直接関係のない出来事を思わせ、それ以上聞いたら悪いな、という空気を作ります。
暗い顔をされて、長そうな話を振られそうになると、たいていの人は逃げ出そうとします。
私はこの方法で、「そう、頑張ってね」といった具合に、職場の方などには特に、それ以上聞かれない効果が多々ありました。
無神経な質問には、ぶしつけな質問しないでください!などと正面からぶつかる必要はないと思います。