母校の後援会のお手伝い
３０代の主婦です。
高校の母校でのイベントを手伝いに行ったことから、先輩方から声がかかり、定期的に、ボランティアとして、母校の後援会のお手伝いをしにいくことになりました。
後援会の活動は、卒業生たちに、現在の母校の状況を、会報として発送したり、現役生の部活動の器具への募金をつのったり、同窓会の案内状を出したりなど、多岐にわたります。
後援会には、色んな年代の卒業生の方が、手伝いに来られていました。
３０代の、子育ても仕事も忙しい、私と同世代の人はほぼおらず、若くても４０代以上、仕事も子育てもひと段落した、還暦をこえた卒業生の方々が中心でした。
私は不妊治療中で、子どもを授かるまでの間、ボランティア活動をちょうどしたかったので、母校まで、週に一日通うようにしました。
後援会の事務局の方々は、若い世代の後輩が手伝いに来てくれたと喜ばれ、色んな仕事を振って下さいました。
「おばはんばっかりだから、若い子が来てくれて嬉しい」
ですが、ジェネレーションギャップからか、悪気のない言葉にも、ところどころ「セクハラ？」と感じて、引っかかるようになってしまいました。
具体的には、５０代くらいの男性から、冗談で笑わせようとしてくれたのだと思いますが、「５０代以上のおばはん（関西でいう、おばさんの意味）ばっかりだから、若い子が来てくれて嬉しい」と言われたり。
「自分もすぐ５０代になるんですが…」とか、「私よりもっと若い子が入って来たり、私が４０代とかにさしかかったら、おばはん、とこの人には言われるんだろうか…」など、もやっとしてしまったりしました。
女性はただでさえ、年齢をきかれることに敏感です。
それは、アイドルなどの低年齢化が進んでいるように、アンチエイジングなど、日本が社会全体として「女性は特に、若くないと価値が下がる」とみなされていることを感じているからだと思います。
「３０代のおばさんより」
３０代でも、「３０代のおばさんより」など、掲示板などで見かけることも多いです。
若さの範囲が１０代２０代、時々３０代に限定されていることは、本当に息苦しく感じます。
私は童顔で、若く見られるから余計に、実年齢をきかれて答えると、「え、そんなにおばさんなの？」と言われたりします。
「おばさん」という言葉に、ネガティブな印象を持つ自分もどうかと思いますが、若いかそうでないか、年齢で明らかに態度を変えられたりするのは、これから齢を重ねると、どんどん増えると思うと、憂鬱になります。
何歳でも年を気にせず、していること、心がけなどで、お互いに判断する社会にできたらなと思います。
