「凄腕料理人」見参! ところが、そいつがとんでもないセクハラ野郎
私が学生だった頃、百貨店のお惣菜屋さんで、勤めてた時の出来事です。
販売はもちろんですが、厨房で、調理の仕事も任されていました。
ある日オーナーが、過去に凄腕と言われていた(65歳くらいだったでしょうか?)男性の調理人を、料理長として連れてきたのです。
最初は貫禄もあり、素人からみても、そこそこの腕前を持っていたので、皆も優しく向かえ入れました。
すると、日が経つに連れてその方の、人となりが見えてくるようになってきました。
話し方も、過去の栄光にすがりついた上からの話方で、料理長ですから会話もしない訳にはいきませんし、同じ職場の同僚ですから、上手くやろうと思っていたのですが、ある日から、話ながらちょいちょい肩に手を置くようになったり、話ながら腕を擦ってきたりしてきたので、気持ち悪くなってきましたが、調理長という事が頭にあったので我慢していました。
まさしくセクハラの始まりです!
すると、さらに調子に乗ってきて、肩を揉んできたり、やたら腰やらと、体を触ってくるようになりました。
アルバイトのお母さんに感謝
私は、考え悩みました。
仕事の業務自体は好きだったし、他の同僚も好きだったので、何とか良い方法はないだろうか…
相手は料理長だし、オーナーに言っても信じてくれなさそうだし…
以来私は、決して暗くなって、セクハラに負けてしまっている態度ではダメだと思い、そのつど声に出して、口に出して、「やめてくださいよ〜」「セクハラですよ〜」と言うようにしました。
さらに、同僚の人にも、決して陰口にならない感じで、「料理長が、話ながらベタベタと体を触ってくるんです〜」と報告しました。
すると、同僚やアルバイトの方も、料理長を目でチェックしてくれるようになり、オーナーにもその声は届き、年配のアルバイトの方が、料理長にビシッと、「それ、セクハラですよ!!やめてあげてください!!」と、なんとその料理長を、皆の前で叱って下さったのです。
それ以来、料理長はめっきり大人しくなりました!!
ほんの少し勇気をもって立ち向かいましょう!
本当に、アルバイトのお母さんには感謝です!
私の場合は、ネガティブになり過ぎずに、立ち向かう作戦で成功しましたが、廻りの方の力があっての成功です。
けれども、ネガティブに、セクハラされた… 恐い… どうしよう… と悪い思考に入ってしまえば、1人で抱え込み、相手も面白がって、エスカレートして行く事もあるだろうと思います。
やはり、抱え込まずに、速い段階で誰かに、一言でもいいので言ってしまえば、次の対処に続くことになるのだろうと思います。
セクハラのせいで、毎日が楽しくなくなってしまうのは、本当にもったいないと思うので、ほんの少し勇気をもって立ち向かいましょう。